骨格ベクトレを、もう一段階進化させる「脳神経科学」という視点

骨格ベクトレを、もう一段階進化させる「脳神経科学」という視点

骨格ベクトレ×脳神経科学が秘める可能性

皆さんこんにちは!
BodyMakeStudio100mile.の後藤です!

今回は、当スタジオの特徴でもある「脳神経科学」と「骨格ベクトレ」を掛け合わせることで見えてきた可能性についてお話しします!

骨格ベクトレは、最近Instagramを中心に「施術だけで体型や体の動きが大幅に変化する」メソッドとして急速に注目を集めています。「動いても理想の体型にならないのは、筋肉ではなく骨格のズレが原因」という考え方に基づき、骨格を正しい位置に戻していく手技です。

一般的には、施術期間中は筋トレや激しい運動をお休みし、ウォーキングなど軽い動きを中心に骨格を整えることに専念していただくのが基本です。

しかし、そこに脳神経科学の視点—脳や神経のレベルから「動き」を組み合わせるとどうなるか?

ただ施術を受けて歩くだけよりも、早く骨格が整い定着しやすくなる。そして、良いコンディションを長く維持できる。

そう考える理由について今回まとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

それでは、どうぞ!

姿勢や動きは、実は「脳の記憶」でもある

猫背や反り腰、巻き肩というと、多くの方が「骨格の歪み」や「筋肉の硬さ」を思い浮かべます。もちろんそれも要因のひとつですが、実はもうひとつ大きく関わっているのが、脳が持っている「身体の動かし方の記憶」です。

私たちの脳は、日常でよく使う動きを優先的に覚えていて、逆に使わない動きは少しずつ思い出しにくくなっていきます
そしてデスクワーク中心の生活では、身体を反らす・胸を開く・腕を大きく回すといった動きをする機会が減りがちです

こうした動きを担当している神経の働きへの刺激が少なくなると、いざその動きをしようとしても脳から上手く指令が出せなくなります

この状態は専門的には「センサリーモーターアムネジア(感覚運動性健忘)」と呼ばれています。難しい言葉ですが、要は「脳が、その動きのやり方を一時的に忘れてしまっている」というイメージです。良い姿勢を意識しても長続きしにくいのは、意志の問題というより、こうした脳の仕組みが関わっていることが多いのです。

同じ「猫背」でも、原因は人によって驚くほど違う

ここが実は見落とされがちなポイントです。「猫背だから背中を伸ばすトレーニングをすればいい」というのは半分正解で半分不正解です。同じ猫背という見た目でも、その裏にある原因は人によって全く異なることが多いためです。いくつか例を挙げてみます。

①背中を反らす筋肉(伸筋)がうまく働いていないケース
姿勢を後ろに引く筋肉そのものへの神経の指令がうまく出せておらず、いくらストレッチをしても「反らす力」自体が発揮できない状態です。

②動眼神経の働きが低下し、目の遠近調整がうまくいっていないケース
 目のピントを合わせる機能が落ちていると、対象物をよく見ようとして無意識に身体ごと前に近づこうとする癖がつき、結果として頭が前に出る姿勢が定着してしまいます。

③周辺視野、特に足元側の視野が狭くなっているケース
 足元の情報がうまく視野に入っていないと、身体は無意識に安心を求めて下を向きやすくなり、それがニュートラルな姿勢として定着してしまいます。

これらはいずれも「猫背」という同じ結果を生みますが、原因になっている神経の働きは全く違います。
そのため、骨格ベクトレの施術だけでは、根本的な解決には至らないケースが実際にあります。

背骨や筋膜を整えても、その姿勢を作り出している神経側の働き(目の動き、視野の使い方、特定の筋肉への指令など)がそのままでは、時間が経つとまた同じ姿勢に戻ろうとしてしまうためです。

「伸ばす力」と「縮める力」、それぞれを支える神経は違う場所にある

もう少しだけ専門的な話をすると、姿勢を支える「伸筋(伸ばす筋肉)」と、姿勢を丸めやすくする「屈筋(縮める筋肉)」は、それぞれ脳の中でも異なる場所からコントロールされています。難しい名前が続きますが、それぞれ簡単な言葉を添えて紹介します。

伸筋(姿勢を伸ばす働き)に関わる主な部分
・小脳(虫部・半球中間帯・外側部):バランスをとりながら姿勢を保つ働きや、体幹の細かな調整を担当している部分です

・前庭系(卵形嚢、球形嚢、三半規管):身体の傾きや動きのスピードを感じ取り、転ばないように姿勢を調整する感覚です

・橋(きょう)に関わる三叉神経・外転神経・顔面神経・内耳神経:脳幹の一部である橋という部分を通る神経群で、顔の感覚や噛む力(三叉神経)、目を横に動かす働き(外転神経)、表情を作る筋肉(顔面神経)、耳からの音やバランスの情報を伝える働き(内耳神経)などを担っています


屈筋(姿勢を丸めやすくする働き)に関わる主な部分
・中脳に関わる動眼神経・滑車神経:目を上下左右に動かしたり、まぶたを持ち上げたりする働きを担う神経です。ここが低下すると、先ほど触れたように頭が前に出る姿勢につながることがあります

・三叉神経中脳路核:噛む力や顎の動きの感覚を脳に伝える部分で、姿勢のコントロールにも関わっています

・カハール間質核:頭と目の動きを協調させ、姿勢のバランスを保つ働きに関わる部分です

・トノトピックマッピング:中脳の「下丘」という部分にある、音の高さ(周波数)ごとに情報を整理する仕組みのことです。音の方向やバランスの調整にも関わっており、姿勢との関連が指摘されています

・延髄に関わる舌咽神経・迷走神経・副神経・舌下神経:飲み込みやのどの感覚(舌咽神経)、内臓の働きや自律神経の中心(迷走神経)、首や肩の筋肉の動き(副神経)、舌の動き(舌下神経)などを担う神経群です


やや専門的な名前が並びましたが、お伝えしたいポイントはシンプルです。「姿勢を良くする」という一つの目標の中にも、実はこれだけ多くの神経の働きが関わっているということです。だからこそ、当店では姿勢の崩れをただ「骨格の歪み」として片付けず、その方がどの神経の働きに課題を抱えているのかを見極めた上でアプローチしています。

骨格ベクトレが最初に整えているもの

姿勢の背景にどんな原因があるにせよ、最初の土台作りとして骨格ベクトレが力を発揮します。骨格ベクトレは見た目の姿勢を整えるだけでなく、次のような役割も担っています。

・背骨の動きを取り戻す:背骨は身体を支える柱であると同時に、脳と全身をつなぐ神経(中枢神経)の通り道でもあります。背骨が動きにくくなっていると、この神経の通り道自体が滞ってしまいます

・筋膜リリースによるセンサー刺激:皮膚や筋膜には、身体の位置や動きの情報を脳へ伝える感覚センサー(レセプター)が数多く存在しています。ここに適切な刺激を与えることで、脳の中にある「身体の地図」がより鮮明になっていきます



この2つが整うことで、身体には次のような変化が起こります。

・脳から出された指令通りに、身体が動きやすくなる

・手足など末端からの情報が、正しく脳に伝わりやすくなる

・ケガや痛みを警戒して身体を固めてしまう反応(防衛反射)が起こりにくくなる

つまり骨格ベクトレは、姿勢を整えると同時に、「脳と身体のやりとりをスムーズにする」という、とても重要な土台作りをしてくれているのです。

この土台を「使い続ける」ことで、変化はさらに定着する

せっかく脳と身体のやりとりがスムーズな状態を作れても、そのままにしておくのは少しもったいない状態です。なぜなら、動きやすくなった状態を実際に「使う」機会がないと、脳は再びその動きのことを忘れてしまいやすいからです。

先ほど挙げた「伸筋が働きにくい」「目の調整機能が落ちている」「足元の視野が狭い」といった原因も、それぞれに関わる神経に合った刺激とトレーニングを行わなければ、根本的には変わっていきません。そこで当店では、整った状態のまま、原因に応じた脳神経科学のエクササイズを組み合わせています。

・伸筋がうまく働いていない方には、小脳や前庭系への刺激を含めたトレーニングを

・目の調整機能に課題がある方には、動眼神経・滑車神経の働きを鍛えるビジョントレーニングを

・周辺視野が狭くなっている方には、視野を広げるエクササイズを


このように、「動きの引き出しを増やす」トレーニングは、原因に応じてオーダーメイドで行う必要があるというのが、当店が単純な筋トレ指導だけで終わらせない理由です。

脳は「やったことのある動き」に対しては、安心して身体を動かすことができます。逆に「久しくやっていない動き」に対しては、念のため危険と判断し、痛みや硬さ、動きにくさという形でブレーキをかけることがあります。

このブレーキとなる反応も、実は先ほどの「防衛反射」のひとつです。つまり、脳が「これは安全な動きだ」と確認済みの動きの種類(動きの引き出し)を増やしていくほど、身体は不必要なブレーキをかけずに済むようになっていきます。

骨格ベクトレ×脳神経科学で目指せること

この2つを組み合わせることで、次のような状態を目指していくことができます。

・動きやすい身体のコンディションを、より長く維持しやすくなる

・特定の動きにだけ頼らない、偏りの少ない身体の使い方ができるようになる

・身体の使い方に偏りが少なくなることで、姿勢そのものが崩れにくくなる

・「意識して姿勢を保つ」のではなく、「自然と良い姿勢でいられる」状態に近づいていく

骨格ベクトレ単体でも、多くの方が見た目や機能の変化を実感されています。そこにこの脳神経科学の視点を加えることで、「良い状態を作る」だけでなく「良い状態をどう活かし、育てていくか」というところまで一緒にサポートできるのが、当店ならではの特徴です。

まとめ

・姿勢の崩れには、骨格や筋肉だけでなく、脳が持つ「動きの記憶」が関わっていることが多い

・同じ猫背でも、伸筋の働き、目の調整機能、周辺視野など、原因になっている神経の働きは人によって異なる

・姿勢を支える伸筋、丸めやすくする屈筋には、それぞれ小脳・前庭・脳幹(橋・中脳・延髄)といった異なる神経の働きが関わっている

・骨格ベクトレは、姿勢を整えると同時に、脳と身体のやりとりをスムーズにする土台作りの役割も担っている

・その土台を活かし、原因に応じた脳神経科学のエクササイズで「動きの引き出し」を増やしていくことで、変化がより確かなものになっていく


この2つを組み合わせられるのは、全国的に見ても珍しい当店ならではのアプローチです
自分では気づきにくい「動きの偏り」や「脳と身体のやりとり」の観点から、姿勢や身体づくりを見直してみたい方は、ぜひ一度無料カウンセリングでご相談ください。

最後にBodyMakeStudio100mile.では、こんなメニューでサポートができます。
・骨格ベクトレ(骨格レベルで姿勢改善を促す施術)
・リラクゼーション筋膜リリース(癒着した筋膜を動かし、バランスを整える)
・お家でできるセルフメンテナンス講座(自分で自分をメンテナンスする術をお伝えします)
・パーソナルトレーニング(適切な栄養バランスの計算や筋トレだけでなく、アジリティ、姿勢改善のメニューもご提案できます)
・エンジョイボクシング(ストレス発散、楽しく有酸素運動!)

BodyMakeStudio100mile.では様々な角度から、お身体の状況を考え、プランをご提案させて頂きます!

こちらの記事をご覧頂いた皆様が、ご自身のお身体を大切に、人生が充実することを祈っております!